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第56回日本生物物理学会年会において生命医科学研究科の岸本幹史さんが日本生物物理学会学生発表賞を受賞しました。

'18年11月7日 更新
2018年9月15日~17日、岡山大学で開催された第56回日本生物物理学会年会において、岸本幹史(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻)が、日本生物物理学会学生発表賞を受賞しました。

岸本君は、白金製剤である「シスプラチン」と「トランスプラチン」が、それぞれ「T4 DNA」(166kbpの長鎖DNA)の高次構造と機能に対して、どのような影響を与えるのかを明らかにしました。
シスプラチンは高い抗腫瘍活性を有し、抗がん剤治療で中心的な役割を果たしています。一方で、立体異性体であるトランスプラチンは抗がん作用を示さないことが知られています。本研究成果は、がん細胞に対する「シスプラチン」と「トランスプラチン」のはたらきの違いとその要因を解明する上で、重要な基礎になります。

以上をまとめた口頭発表が評価され、今回の受賞となりました。


発表題目:
Different effect between cisplatin and transplatin on the higher order
structure of DNA and gene expression


発表者(受賞者):
岸本 幹史(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程))


連名者
吉川 祐子(生命医科学部 共同研究員)
米田 誠治(鈴鹿医療科学大学 薬学部 准教授)
吉川 研一(生命医科学部 医情報学科 教授)
岸本さん
2018年9月15日~17日、岡山大学で開催された第56回日本生物物理学会年会において、岸本幹史(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻)が、日本生物物理学会学生発表賞を受賞しました。

岸本君は、白金製剤である「シスプラチン」と「トランスプラチン」が、それぞれ「T4 DNA」(166kbpの長鎖DNA)の高次構造と機能に対して、どのような影響を与えるのかを明らかにしました。
シスプラチンは高い抗腫瘍活性を有し、抗がん剤治療で中心的な役割を果たしています。一方で、立体異性体であるトランスプラチンは抗がん作用を示さないことが知られています。本研究成果は、がん細胞に対する「シスプラチン」と「トランスプラチン」のはたらきの違いとその要因を解明する上で、重要な基礎になります。

以上をまとめた口頭発表が評価され、今回の受賞となりました。


発表題目:
Different effect between cisplatin and transplatin on the higher order
structure of DNA and gene expression


発表者(受賞者):
岸本 幹史(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程))


連名者
吉川 祐子(生命医科学部 共同研究員)
米田 誠治(鈴鹿医療科学大学 薬学部 准教授)
吉川 研一(生命医科学部 医情報学科 教授)