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【記者発表(レクチャー)実施】同志社大学発ベンチャー・アクチュアライズ㈱と参天製薬㈱フックス角膜内皮ジストロフィを対象とした第Ⅱ相臨床試験(PhaseⅡa / POC 試験)の共同開発契約を締結

'21年12月21日 更新
 11月18日に同志社大学発のバイオベンチャー・アクチュアライズ株式会社(以下、アクチュアライズ)が参天製薬株式会社とフックス角膜内皮ジストロフィを対象としたシロリムス点眼液のグローバル開発に向けた第II相臨床試験(PhaseIIa / POC試験)の共同開発契約を締結しました。このことについて、12月15日に同志社大学生命医科学部教授でアクチュアライズ株式会社取締役の奥村直毅教授がオンラインで記者発表を行いました。記者発表の内容は以下の通りです。

 フックス角膜内皮ジストロフィは欧米人の 40 歳以上の約4%が罹患するとされる角膜の疾患であり、日本人も罹患する可能性のある角膜の病気です。この病気が進行すると角膜の混濁や浮腫によって視力が低下し、患者さんの QOL(Quality of Life)が著しく損なわれます。現在の治療法はドナーより提供された角膜を用いた角膜移植のみであり、世界で行われている角膜移植の約40%(第1位)が本疾患に対して行われています。一方、角膜移植には世界的なドナー不足や拒絶反応、手術の侵襲など様々な課題があり、患者さんの負担の少ない点眼薬での治療選択肢が求められています。  
 同志社大学生命医科学部ティッシュエンジニアリング研究室ではシロリムスという薬剤がフックス角膜内皮ジストロフィの進行抑制に有効であることを発見しました。シロリムスは別の病気の治療薬として承認されているものですが、将来的にシロリムス点眼液が承認された場合、本点眼液はフックス角膜内皮ジストロフィに対する世界で初めての手術によらない薬剤による治療法となり、視力障害に苦しまれている患者さんへの大きな助けになるものです。アクチュアライズと参天製薬株式会社の協業は、この研究成果を世界中の患者さんへ届けるための大きなステップといえます。
 現在、大学で優れた研究成果があっても多くの場合、大学の研究室の力だけでは製品化までつなげることができず、社会に新しい優れた技術を実装することができないということが課題とされています。このような背景のもと、国内でも大学発ベンチャーを通じて大学の研究成果を社会に届けるという試みが徐々に盛んになってきていますが、同志社大学においても優れた研究成果を社会に還元することを目指し同志社大学発ベンチャーとしてアクチュアライズが立ち上がりました。大学として先進的な研究を行うことに加えて、優れた研究成果を確実に社会に届ける取り組みを積極的に行うことも、次世代を担う学生の育成に重要であると考え、今後も産官学連携活動を推進してまいります。
同志社大学アクチュアライズ株式会社
 11月18日に同志社大学発のバイオベンチャー・アクチュアライズ株式会社(以下、アクチュアライズ)が参天製薬株式会社とフックス角膜内皮ジストロフィを対象としたシロリムス点眼液のグローバル開発に向けた第II相臨床試験(PhaseIIa / POC試験)の共同開発契約を締結しました。このことについて、12月15日に同志社大学生命医科学部教授でアクチュアライズ株式会社取締役の奥村直毅教授がオンラインで記者発表を行いました。記者発表の内容は以下の通りです。

 フックス角膜内皮ジストロフィは欧米人の 40 歳以上の約4%が罹患するとされる角膜の疾患であり、日本人も罹患する可能性のある角膜の病気です。この病気が進行すると角膜の混濁や浮腫によって視力が低下し、患者さんの QOL(Quality of Life)が著しく損なわれます。現在の治療法はドナーより提供された角膜を用いた角膜移植のみであり、世界で行われている角膜移植の約40%(第1位)が本疾患に対して行われています。一方、角膜移植には世界的なドナー不足や拒絶反応、手術の侵襲など様々な課題があり、患者さんの負担の少ない点眼薬での治療選択肢が求められています。  
 同志社大学生命医科学部ティッシュエンジニアリング研究室ではシロリムスという薬剤がフックス角膜内皮ジストロフィの進行抑制に有効であることを発見しました。シロリムスは別の病気の治療薬として承認されているものですが、将来的にシロリムス点眼液が承認された場合、本点眼液はフックス角膜内皮ジストロフィに対する世界で初めての手術によらない薬剤による治療法となり、視力障害に苦しまれている患者さんへの大きな助けになるものです。アクチュアライズと参天製薬株式会社の協業は、この研究成果を世界中の患者さんへ届けるための大きなステップといえます。
 現在、大学で優れた研究成果があっても多くの場合、大学の研究室の力だけでは製品化までつなげることができず、社会に新しい優れた技術を実装することができないということが課題とされています。このような背景のもと、国内でも大学発ベンチャーを通じて大学の研究成果を社会に届けるという試みが徐々に盛んになってきていますが、同志社大学においても優れた研究成果を社会に還元することを目指し同志社大学発ベンチャーとしてアクチュアライズが立ち上がりました。大学として先進的な研究を行うことに加えて、優れた研究成果を確実に社会に届ける取り組みを積極的に行うことも、次世代を担う学生の育成に重要であると考え、今後も産官学連携活動を推進してまいります。
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